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技術部 エンジニアリング課ENGINEERING SECTION

接合技術を追求し、新たなイノベーションを創出する

CASEなど加速する時代のニーズに対応するために、ろう付け接合(ブレージング)、 肉盛溶接(クラッディング)、溶接(ウェルディング)など金属接合技術の研究・開発・改善を通じて、カーボンニュートラル実現に向けた新たな技術開発に取り組んでいます。
特に自動車業界における電池やモーターなどの車載ユニットで採用される、銅などの非鉄金属加工ニーズに対応するため、レーザ設備などの最先端設備を導入しています。
産業界に向けてあらゆるレーザを用いた、様々なアプリケーションをご提案いたします。
進和のコア技術である、ろう付、金属接合、ピーニング、熱処理、表面改質などに加え、各種ファイバーレーザとガルバノスキャナを用いたレーザソリューションをサポートしています。
社内にて、素材・機構・形状・接合・加工・評価・解析といった要素技術の開発や試作、トライにも取り組んでいます。

ファイバーレーザ/短波長レーザ

産業用レーザは溶接、切断、穴あけ、表面改質など様々な用途、業界で幅広く使用されています。レーザによる加工は、他工法と比べ高速かつ精密で、材料に与える熱影響が少なく歪を低減できるといった利点があります。

進和の主力顧客のひとつである自動車業界では、電動化に伴ってモータなどに使う銅溶接のニーズが高まっており、当社ではレーザを用いた銅溶接に取り組んでいます。一方で、近年最も幅広く使用されている赤外線波長のレーザは、高反射材に対して、レーザ光が表面で反射されやすい課題があります。

進和は、レーザ熱がより吸収されやすい青色や緑色のレーザ(※)を導入し、非鉄金属加工の理想的な熱源として提案しています。

※近赤外線光と比べ、銅は約6倍、ニッケルは約1.5倍、炭素鋼は約1.3倍吸収する

ファイバーレーザ

発振器種類 出力 溶接 切断 肉盛 焼入 溶着 ロウ付
ファイバーレーザ
マルチモード
6kW - - -
ファイバーレーザ
シングルモード
5kW - - - -
ファイバーレーザ
モード可変
10kW - - - -

短波長レーザ

発振器種類 出力 溶接 切断 肉盛 焼入 溶着 ロウ付
グリーンレーザ 2kW - - - -
ブルーレーザ 1.5kW - - - -

半導体レーザ

半導体レーザはトップハット型ビームプロファイルを活かしたスパッタ発生が少ない熱伝導型溶接や肉盛溶接、焼入れ、溶着、ろう付けが可能で、加工ヘッド(光学系)を変えることで多種多様な加工に対応可能です。 弊社では、半導体レーザを用いたレーザ肉盛溶接を得意としており、耐食性合金粉末や耐摩耗性合金粉末を用いて、高寿命化が求められる部品の表面改質に適用しております。レーザ肉盛溶接は、レーザ光に同軸で合金粉末を供給し母材表面に合金層を形成します。局所入熱により、母材への熱影響が少なく溶け込みが少なくなることで母材の低歪化や肉盛硬度の高硬度化が期待できます。
レーザ肉盛溶接の他にも各種工法を用いた
試作やトライは随時受け付けております。
  • レーザ肉盛
  • レーザ焼入
  • レーザ溶着
  • レーザろう付 ※突合せ部
発振器種類 出力 溶接 切断 肉盛 焼入 溶着 ロウ付
半導体レーザ 7kW -

レーザを活用した、次世代の溶接に挑戦

進和では高出力ファイバーレーザや高出力半導体レーザなどを用い、「レーザ肉盛」「レーザ溶接」「レーザろう付け」といった、次世代の溶接技術に挑戦し続けます。
ブルーレーザ、グリーンレーザなどを駆使し、銅のヘアピン溶接や、銅とアルミの「異種金属接合」をご提案するなど、非鉄金属の加工における新たな可能性を拡げます。